トリコモナス症
トリコモナス原虫という寄生虫が性行為により感染します。男女ともに感染する可能性がありますが、女性の方が男性よりも症状が出ることが多いです。
症状
女性の場合
膣内に炎症を引き起こすことが多く、その結果、膣分泌物の増加、悪臭のある泡立つおりもの、膣や外陰部のかゆみ、排尿時の痛みなどが現れます。
男性の場合
男性では、無症候であることも多いですが、分泌物、排尿時の痛みなど尿道炎の症状が見られることもあります。
検査
トリコモナス症の検査には、以下があります。
顕微鏡検査
膣分泌物や尿道分泌物を検体として、トリコモナス原虫を直接確認します。
遺伝子検査
PCR法による検査になります。
治療
メトロニダゾールの内服薬で治療します。また膣錠を使用することもあります。
感染者のパートナーも同時に治療を行うことが推奨されており、再感染の防止に努める必要があります。